お米の収量は乾燥と湿度と大きく関係します。一般的に米の収量は70%程度です。ただし、品種やその他の要因が異なるため、具体的な米の収量は実情に応じて決定する必要があります。米の生産歩合は一般的に米の品質を確認する重要な指標として用いられており、主に粗歩合や精米歩合などがあります。
粗率とは、お米の重量に対する玄米の重量の割合を指し、72~82%の範囲です。籾摺り機または手作業で籾摺りを行い、玄米の重量を測定し、おおよその歩合を計算することができます。
精米歩合とは、一般に精米重量を米の重量に占める割合を指し、その範囲は通常65~74%です。玄米を精米機で糠層を取り除いて研ぎ、精米重量を計ることで算出できます。

米の収量に影響を与える要因は次のとおりです。
1) 肥料の不適切な使用
稲の生育に適さない肥料を選択し、分げつ期や出穂期に窒素肥料を多量に使用すると、分げつ肥料の分げつ効率が低下し、稲の分げつが遅れやすくなりますが、接ぎ期に肥料効果が反映されると、倒伏が発生しやすく収量に影響を与え、米の収量に影響を与えます。
(2) 病害虫の発生
イネの生育期には、いもち病、紋枯病、イネ穿孔虫などの病害虫が発生しやすくなります。管理が間に合わないと、米の収量や収量に影響が出やすくなります。
(3) ずさんな管理
栽培期間中、気温が下がり光が弱くなり適切な方法が間に合わないと空粒が増えやすく、収量や米収量にも影響が出やすくなります。
投稿日時: 2023 年 2 月 16 日